貯金をしていたほうがいいじゃん
でも、投資についても理解すればそれほど怖くないですよ
この記事を書いている私は現在、投資歴1年6ヶ月ほど。
コロナショックの後も資産はプラスになっています。
この記事の中身
- 投資は怖いものか
- 貯金でOKの時代は終わった
- お金は働く意外にも稼ぐ方法がある
- 投資のリスクは減らせる
ただ貯金だけしていることのリスクをご理解いただければと思います。
投資は怖い?
お金・投資についての一般的なイメージには、こんなものがあると思います。
- 貯金をしていれば将来安心
- お金は働いて稼ぐしかない
- 投資はリスクが大きすぎる
ここではっきり断言します。
これらのイメージは親世代から教えられた古い考えです。
特に、バブル世代の方が家庭にいる方は、この傾向が強いように感じます。
しかし、本当にそうでしょうか?
今回はこれらの考えについて考えてみましょう。
貯金でOKの時代は終わった
2つの点(金利・インフレ)から考えてみましょう。
金利について
かつて、日本では銀行にお金を預けているだけでお金が増える時代がありました。
預金しているだけで金利が10〜12%という時代があったのです。
これは、銀行に約7年お金を預けているだけで、元本が2倍になることを意味します。
72の法則
これは、複利で運用したときに資産が2倍になる期間をざっくり計算できる法則です。
72÷年利(%)=○年 という式で求められます。
例えば、年利5%なら資産が2倍になるのに約14.4年かかる計算になります。
確かに、これだけの金利がつけば投資をするよりも銀行に預けていたほうが資産運用としては正解でしょう。
しかし、現在の日本の銀行(メガバンク)の金利は0.001%です。
100万円も預けていて、金利でもらえるのはたったの1000円になる計算です。
引き出すときなどに手数料が発生したら、さらに減ってしまい元本を割る可能性もあります。
72の法則で計算すると、元本が2倍になるには約72000年かかることになります。
これでは、「銀行に預けていれば将来安心」とは言えません。
親世代は「貯金しろ」と言いますが、これは現実が見えておらず、考えを改められていないと言わざるをえません。
インフレについて
世界はどんどんインフレ(物価が上昇すること)が進んでいます。
日本でも政府はインフレ2%を目標に掲げています。
現在は、コロナショックでそれどころではありませんが、落ち着けばインフレに向かって進んでいくでしょう。
物価は上昇するのに対して、私たちの給料はどうでしょうか?
かつての日本では、年功序列で勤続年数が長くなればなるほど給料は上がっていたそうです。
しかし、今は昇進なくして給料アップは難しいはずです。
「じゃあ昇進しよう!」と言っても、皆が昇進できるはずもありません。
物価は上がるのに、給料は上がらないというムチャクチャなことになってしまいます。
インフレに対応するには
- 働いて収入を増やす
- 節約する
- 投資をする
これしかないと思います。
つまり、ただ貯金していれば将来安心とは言えないのです。
お金は働いて稼ぐしかない?
「働いて稼ぐ」とは、自分の時間を労働にあててお金を得る、いわゆる労働所得です。
たしかに、これもお金を得る1つの方法でしょう。
しかし、世の中には「働かずしてお金を得る方法」があります。
それが、いわゆる不労所得です。
これには、不動産や株、投資信託といった投資が例として挙げられます。
「お金にお金を稼いでもらう」イメージです。
ここで、おもしろいデータがあるので紹介します。
「21世紀の資本」という本をご存知でしょうか?
フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が書いた著書になります。
この本は、過去20年以上にわたり色々な国の経済推移を調べた結果を記した本です。
もし興味があればぜひ読んでみてください。
この中で、衝撃の事実が書かれています。
それが
r(資本収益率)>g(経済成長率)
というものです。
難しい言葉のように感じますが
「資本で稼いだほうが、労働で稼ぐよりも早く稼ぐことができる」ということです。
つまり、不労所得のほうが労働所得よりも儲かることを意味します。
これは、過去から導き出されたデータであり、この式が覆された年がなかったのも事実です。
早くお金を稼ぎたいのなら
「貯金をするよりも、少しでも投資に回す」ことを意識しましょう。
投資はリスクが大きすぎる?
資産を1つにまとめてしまうと、それがダメになったときに大きなダメージを受けます。
投資の世界では、よくこのように例えられます。
「卵は1つのカゴに盛るな」
これは、卵を複数のカゴに分ければ、1つのカゴがダメになっても他のカゴは大丈夫ということです。
投資も同じで、時間・資産・地域を分散することが大切です。
そうすることで、投資のリスクは小さくできます。
じゃあどうするか?
簡単に始められるものに
つみたてNISA・iDeCo
があります。
これらの制度は、システムの都合上、時間の分散は自然とできます。
あとは、自分で資産(株や債券、REITなど)と地域(先進国や新興国など)の分散を選択すれば良いだけです。
「自分では選ぶのが難しいよ」という方には、簡単詰め合わせパックのようなものも売っていますので、それを活用しましょう。
詳しくは下記の記事で紹介しているので、もしよければご覧ください。
-
つみたてNISAとは?【制度についてメリット・デメリットを解説】
-
iDeCoとは?【制度についてメリット・デメリットを解説】
投資にもチャレンジしてみてください